【自キ】キーボードにトラックボールが合体した話 (前編)
ことの始まりは、aki27(@aki27kbd)さんが設計頒布している cocot46plusというトラックボールが乗った自作キーボードキットを手に入れたことかきっかけとなります。
中央エリアの密集度がかっこイイ
— Hanachi (@haswellep) 2022年7月8日
#cocot46plus pic.twitter.com/QHGyjGiRkK
トラックボール部分は3DP製のモジュールを基板にマウントする方式になっています。戯れにcocot46plusのトラックボールモジュールを私の設計したErgotonic49に載せてみたらなんと見事なシンデレラフィットではないですか、素晴らしい。
🤔🤔🤔 pic.twitter.com/TAJGMM0VaD
— Hanachi (@haswellep) 2022年7月6日
その時は具体的に実装していくような気もなく妄想だけで終わったのですが、数日後にcocot46plusの作者さんからもコメントをいただきました。
これやりたい! https://t.co/Pjnho9hFVY
— aki27 (@aki27kbd) 2022年7月23日
まだこのときも本当に具体的なものになるとは思っていませんでした。
ところがしかし、その後しばらく時間が立った頃 aki27さんから連絡を頂きとある基板を譲っていただくことになりました。
一部のマニアさん向けにチラ見せ🤤 pic.twitter.com/6plSAyWYQ0
— Hanachi (@haswellep) 2022年9月14日
なんと トラックボールが利用できるErgotonic F24専用の基板を起こして頂いたのです!
名刺型の汎用トラボ基板を作成されていることはtweetは拝見していましたが、まさかErgotonic専用の基板から作成されていたとは! ! 本当に驚きました。
実際に組み込んでみたときのテンション高めのtweetがこれ。
今日は酒盛りじゃ ぐふふ pic.twitter.com/HsDb8785Ma
— Hanachi (@haswellep) 2022年9月14日
分離&合体&可変型のキーボードであるErgotonic F24は、中央部分にいろいろな拡張がでるよう本体側に拡張端子を設けていたのでそれを利用して接続しています。上の写真手前側に横になっているのは、中央部分拡張の概念実証のために試作したロータリーエンコーダーモジュールです。それと置き換える形でトラックボールモジュールを組み込むことが出来ます。
34mmのボールは3点のベアリングで支持する構造で、少しシャリっとする感覚はExpert Mouse Pro以来で懐かしくも心地よさを感じます。操作に引っかかりもなく快適にカーソルを扱えます。3DP製の台座もErgotonic F24の中央パーツにジャストフィットの特別製(感激)
ボールは中心部にあるので手のひらを少し内側に曲げて人差し指中指で操作しますが手がホームポジションから完全に離れてしまうほど動かすわけではありません。
クリックするためのマウスボタンは実装されていないので、キーボード本体側のキーを利用することになります。親指周りのキーが使いやすいのですがその他の機能と競争率が高く悩むところです。現在は 右手側、左手側にそれぞれ1箇所づつにBtn1をアサインしています。またBtn2は同じ位置の別レイヤーに定義しています。
ボタンクリックを利き手と逆の側に置いて使うのははじめてですが慣れると結構快適に使えるようです。また右側にもBtn1を置くことで片手でトラボを操作するときも快適です。
またレイヤーシフトキーを押しながらボールを回すとスクロールモードになる機能もあり、軽い作業であれば完全にこのトラックボールモジュールだけで生活できそうです。
このErgotonic F24 のトラックボール拡張モジュールについては作者のaki27さんでもう少し改良を行った後に、何らかの方法でユーザさんが利用できるよう検討しています。
応援よろしくお願いします
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