配列沼の水辺
理論配列をあーだこーだと弄る配列沼の歴史と底は深い。深みにハマると人生の殆どの時間を持っていかれるといってもいい。 で、最近その水際で遊んでみているのでちょっと紹介する記事です。
分離型の自作キーボードの利用が前提で、 親指周りに潤沢に配置されているキーを活かして親指シフト入力方式をやってみました。
もちろん沼の縁ですから出来合いのものをそのまま使うなんてことはしません。自分用に仕立て直すのが前提の遊びです。
やったこと
ベースは TRONかな配列を採用
基本性能は良い方ですが設計が古く、外来語の入力とかがちょっと不得手なところがある
そこでTRONに最近のモダンな拡張をキメラ的に合体させてみたというのがこの記事のミソ
できたもの
TRONかな配列 willow改版rev1
文字色の違うところはオリジナルTRONから移動した文字です。 拗音拡張、半濁音拡張、小文字拡張を入れたため必要がなくなった文字部分によく使うものを移した結果です。
拗音拡張は、だいたい蜂蜜小梅と同じような実装です。左右同時押しで拗音まで1アクションで入れられます。
半濁音は はひふへほ と隣接するキーと同時押しでパピプペポが1アクションです。
その他、 "てぃ" や "うぃ"などの外来語でよく使うやつも同時押し拡張されています。
おわりに
親指シフトに下記の記事で紹介している拗音拡張が組み合わさったものはとても不思議な感じがする新感覚です。少なくとも覚えてやってみて評価する価値はあるんじゃないかと感じます。
日本語入力環境のプチ模様替えのすゝめ (お手軽ローマ字入力カスタマイズ) - よくある、備忘録的なにか
この記事は TRONかな配列 willow改版で書いています。普段使っている入力方式からはまだまだ全然遅くしか打てないですが、もうしばらく遊べそうです。
まずは記録用にブログに残しておきます。
追記
いつか誰かの参考になるかもしれないと思い やまぶきRでの実装を公開しておきました。 https://coal.hatenablog.com/entry/2021/05/05/143154